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徳川カズヤというおもしろいひと

徳川カズヤというおもしろいひと


『新テニスの王子様』に登場する徳川カズヤという人間。
人によって抱く印象はそれぞれかと思いますが、私のなかの彼の印象は一言で表すと「おもしろいひと」です。
ほよよで、おもしろくて、不器用で、真面目で、かわいくて、めちゃめちゃおもしろいひとなんです。わたしのなかでは、ですが。

徳川カズヤがほよよで、おもしろくて、不器用で、真面目で、かわいくて、めちゃめちゃおもしろいひとだなと感じた個所をご紹介します。



・着ている服
12巻の回想シーンで着ている服に書かれている文字「PARIS」。
めちゃめちゃ面白くないですか?パリから帰国した男がパリと書かれた服着ているんですよ。そんな人います?
ちなみに29巻の3年前の徳川カズヤは「LONDON」と書かれた服を着ています。うそでしょ?
たぶん今は日本にいるからJAPANジャージを着ているんだと思います。
オーストラリアではAUSTRALIAと書かれた服を買うのでしょう。


・10.5巻時の得意技「10球打ち」
得意技ではない。なぜなら試合で10級も球は出ないから。むしろ特技に入れるべき。
鬼先輩も得意技に入れていたけれど鬼先輩は実際試合で10球出したから何も言えません。


・特技「早起き」
特技に早起きをあげる人をはじめて見ました。かわいい。
ちなみにオフの日の起床時間は5時半なので4時に起床する真田に早起きで負けています。


・好きな食べ物「納豆、プロテイン、鳥のささ身、トマト」
すごくないですか?栄養素しか見ていないこのラインナップ。
本当に好きなんでしょうか?味はどうでもいいのでしょうか?そこに自我はあるのでしょうか?


・弟が欲しかったのでリョーマをかわいがっている
とてもかわいい。よくよく読むとリョーマと話すとき語尾がやわらかくてかわいい。
リョーマを誘って夜打ち合うシーンも、一人でいるリョーマをちょちょいっと呼んでいるしぐさもかわいい。「飲むかい?」とわざわざリョーマに渡す用のドリンクを用意しているのもかわいい。
この「兄」の立場をリョーガにとられる徳川カズヤがとにかくかわいそう。不器用でいとおしい。


・好みのタイプは「考えたことない」
考えたことないし、先生曰く「無理やり回答をお願いしても帰りたいなとしか思わない」とのことです。あの真田でさえ遂に好みのタイプを出したというのに徳川カズヤは好みのタイプを言わない。言わないどころか、考えたことがない。すごくないですか?テニスの王子様界隈で一番信頼できる男です。
好みのタイプは考えたことないくせに行きたいデートスポットは思いつくし、ナンパも成功する男なんです。おもしろすぎる。


・「結婚を前提とした交際でしょうか」
どんな恋をしたいか聞いただけなのに回答が重すぎます。彼女ができた途端にライフプランニングしそうでこわい。
地方の金持ちの家なので地元デパートの外商の太客だと思うのですよ、徳川家は。だからきっと彼女が来る日に合わせて外商が指輪を売りに来るはずです。いやだなぁ。


・苦手科目「美術」
絶対変な絵を描く。


・苦手なもの「炭酸飲料、パチパチするアイス」
子どもですか?あまりにもかわいい。パチパチするアイスは31のポッピングシャワーかなと思っています。ポッピングシャワーは31のNO.1アイスらしいので「俺は日本でトップになる」と言って食べたのでしょうね。
ちなみにテニパでは徳川カズヤがリョーマと話したそうにしていたら飲みたいのかなと勘違いしたリョーマが炭酸の入ったグラスを渡してしまい、断り切れなかった徳川カズヤが一気飲みした描写があります。むせていたら入江先輩が水を渡してくれたらしいです。赤ちゃんかな?


・オフの日にいろんな人に振り回されている
起床後は同室の入江を起こさないように部屋を掃除し、昼は入江が大量に焼いたパンを食べ、自主練のあと昼寝をしているリョーマにタオルをかけてあげて、夕方早めに入った風呂でのぼせた乾を介抱し、夜ごはんを鶏むね肉で糖質を抑えてマッサージ受けようとしたら入江からお土産のおまんじゅうを渡され、22時30分に寝ようとする時間に入江がサックスを吹き始めて睡眠を妨害される。
まとめてみたらほとんど入江に振り回されていました。でも合宿でもオーストラリアでも同室なのできっと仲はいいんだろうなと思います。
ちなみにマッサージを受ける30分前におまんじゅうを渡されているのが地味にかわいそう。オエってなっちゃう。


・光る球直撃事件
闇討ちで不意に打たれて内臓をやられる徳川カズヤ。そのあとリョーガが助けに来るのですが、そこから兄としての出番をかっさらわれていくところがとにかくかわいそう。不器用ですね。


・「プロテインをかける」
テニパで「幸村の料理に良かれと思ってプロテインをかけようとするカズヤ」の描写があります。その後、立海ファンブックにて「幸村が”プロテインをかける”と言って真田の料理にプロテインをかけている」という描写がありました。幸村くんは完全に遊び(むしろいたずら)でやっている行為なのがあまりにも面白い。カズヤは良かれと思っていることを幸村はいたずらでやっている。この認識の差があまりにも面白い。もちろん真田は迷惑がっている。




まぁとにかく不器用なんですよね、徳川カズヤ。
他のキャラとくらべて圧倒的に人生経験が少なく、人との関わりが希薄なので一生懸命やっていることが空回っているところがものすごくおもしろいです。
部活動経験のない彼はテニスの王子様全42巻で起きるあらゆる青春を経験せずに生きてきたので、そういう意味でもリョーマのアナザー的な存在なのだと思います。

皆に囲まれて楽しく過ごしてほしいものですね。
みなさんもぜひ徳川カズヤの一挙一動に注目して『新テニスの王子様』を読み直してみてくださいね。


ちなみに今は亡きパズテニの徳川カズヤがとてもかわいかったので忘れないように書き留めておきます。
テニラビのロード画面でじっっっとリョーマを見つめている徳川カズヤもとてもかわいいです。