セロリ案件

世界を征服しようぜ

跡部景吾を見習え

世の人間よ、跡部景吾を見習え



Miloha(ミロハ)「オレ様に、甘えちゃいな。(新テニスの王子様 跡部景吾)」篇(20秒)

全文敬称略です。悪しからず。


友人と久しぶりに学プリを遊んだ。
真田を落とす予定だったが途中で失敗したため、そのルートでもまだ間に合う赤也に急遽相手を変えて学園祭に向けて青春を謳歌した。
やったことのある人なら知っているだろうが、赤也ルートでは途中で赤也がヒロインを突き飛ばしてしまうシーンがある。

跡部に突っかかる→赤目になる→ヒロインが止めようと入る→突き飛ばす→頭を打ちヒロイン気絶

という流れ。まぁよくあるものだ。私の予想では、赤也が正気に戻ってヒロインを医務室に連れて行って目が覚めるまでそばにいる、という展開がくると思った。しかし学プリは違う。
赤也が正気に戻ってヒロインを連れて行こうとするまでは予想通りだった。
私は失念していた。
跡部が一人の人間としてあまりに出来すぎていることを。

まず、ヒロインを連れて行こうとする赤也を跡部は阻止する。お前を止めようとしてくれた人に手をあげるお前は最低だ、と。今来られても迷惑だからそこでしばらく頭を冷やして冷静になれ、と。
なんという的確な判断。赤也を残してヒロインを医務室に連れて行ってくれるのね、と予想した。
しかし違った。ヒロインを医務室に連れて行くのは樺地に任せ、自分は赤也と話をすると言ってその場に残った。跡部が気を回すのはヒロインに対してだけではない。赤也のことも考えているのだ。なんという、なんという出来た人間なんだ。

ヒロインが目を覚ますと、真田と柳が来てくれた。そう、跡部がきちんと連絡をしてくれていたのだ。さすが跡部。滞りなく報連相をすることが一番大切なことをわかっている。
赤也が来る前に、あるものをヒロインにスッと渡してくれた。
病院の紹介状だ。
打った箇所が頭だからきちんと診察を受けておいた方がいい、と。
赤也がやって来て謝まったあとは、ヒロインをちゃんと送ってこい、と背中を押す。

跡部景吾という男、素晴らしすぎないか?


全ての対応が完璧で無駄がない。赤也に対してもきちんと叱るものの赤也の目の前では紹介状を渡さない気配り、送って来いという優しさ。他校の後輩にここまで世話をしてくれる跡部の器量に感動した。
また、部長という立場にあるため自分がしたことをきちんと報告連絡をすることの大切さもよく理解している。お前のとこの生徒がちょっとやらかしたぞ、とちゃんと真田たちに一言伝えているのも本当に素晴らしい。こういうのを伝えていないとちょっとした齟齬が生まれて後々面倒になるが、こうした連絡はつい後回しにしてしまいがちなのだ。


このイベント中、友人と「跡部の器の大きさがすごい」「社会人の模範だ」と口々に跡部を褒め称えた。


跡部様」はこれまで数多のイベントを通してその存在の大きさを世に広めて来た。血の滲むような努力を経ていることは決して見せず、華やかな一面のみを私たちには見せている。なんとストイックなんだ。何かと「めっちゃ勉強した!」「すごい運動した!」と自慢してしまう己の小ささを感じてしまう。

派手なパフォーマンスが目立つ彼だが、決して非常識ではないということを伝えたい。
むしろものすごく常識があって、人として、上に立つ者として大切なことをしっかりと理解している。理解しているだけではなく、それをきちんと実施できている。頭が上がらない。


2020年の10月4日。Twitter氷帝メンバーからたくさん祝われていた。
これからも、たくさんの方に愛されていくんだろうな。相応するほどの人徳が彼にはある。

学プリの赤也ルートは私たちに多くのことを学ばせてくれた。ありがとう学プリ。
赤也、デートでゲーセンからの焼肉をキメるのはやめた方がいい。


みんなも困ったときには「こういう非常事態、跡部ならどうするかな?」と考えてみるときっといい方向に進めるはず。
私も彼を模範にしながら社会人として、人として立派に努めていきたい。