セロリ案件

世界を征服しようぜ

「キュアップ・ラパパ」という魔法

ちょうど先日の日曜日に『キラキラ☆プリキュアアラモード』が最終回を迎えましたので、良い機会だと思いプリキュアの記事を書いてみました。内容は二作前となった『魔法つかいプリキュア』のOP主題歌についてです! ずっと書きたかった!!



私はプリキュアシリーズが大好きなのですが、特に聞けば聞くほどいい曲だなぁと感じる主題歌No.1は『スイートプリキュア♪』です。

特に∞verが好きですね。2011年放映ということを思い出すとグッとくるものがあります。


しかし、この『スイートプリキュア♪』を追い抜かんと破竹の勢いで攻めてきた曲があります。

それが『魔法つかいプリキュア』です。

Dokkin♢魔法つかいプリキュア!

Dokkin♢魔法つかいプリキュア!

  • 北川理恵
  • アニメ
  • ¥250
Dokkin◇魔法つかいプリキュア! - 北川理恵 - 歌詞 : 歌ネット

いや~~かわいいですね!!
しかしこの曲、かわいいだけではないのです。

この曲が好きな大きな理由は『魔法つかいプリキュア』が伝えている「多様性を受け入れること」をしっかりと歌っているからなんです。
普通の女子中学生みらいと魔法の国からやってきた魔法学校の生徒リコの、世界を越えた二人の友情の物語が、この一曲に詰まっています。

歌詞にあるように、この二人は“趣味バラバラ、ノリちぐはぐ、性格真逆”なんです。それでも“その違いが素敵だって今なら言える”んです。これって凄いことですよね。「この人は自分と違う」という気持ちを“素敵”と言える感性、大人の私も見習わなきゃなと思いました。“今なら”という一言が入ることでいろいろな衝突を経ていることが窺えるのも年相応に成長している証ですね。


また、これは2番の歌詞ですが、

“生まれた国が違う ギャグのツボや 文化が違う でも二人が手を繋げば無敵ってワケ”
“人はねみんな違う 愛し方や 痛みも違う その違いが素敵だって今なら言える”

と、とにかくあらゆる多様性を認めています。認めているというより、多様性を気にしていない世界ですかね?
「周りと違うこと」「空気が読めないこと」にコンプレックスを抱えてしまいがちですが、「そこがいいところだよね」と相手に言える人になりたいなと思いましたし、この作品を見ている方にもそう感じていただきたいです。


また、これは『魔法つかいプリキュア』の後期のOPの歌詞ですが、これも好きですね~!

Dokkin♢魔法つかいプリキュア!Part2(Fullサイズ)

Dokkin♢魔法つかいプリキュア!Part2(Fullサイズ)

  • 北川理恵
  • アニメ
  • ¥250
この30秒にはギリギリ入っていないのが残念ですが、この部分です……!

“ウィンクすりゃ仲間ね もう”

強すぎないですか?
ウィンクすれば、もう仲間なんです。
仲間になること、友達になることのハードルの低さ、これが『魔法つかいプリキュア』の多様性だと思ってます。

きっとウィンクが出来なかったとしても、握手や名前を呼ぶことや目を合わせることなどの違う方法で仲間になれるんです。すごいですね。

この部分の歌詞は、「手を繋げば仲間ね」でも「名前呼べば仲間ね」でも「目と目合えば仲間ね」でも置き換えられます。
でも、恐らく何のアクションも無く一方通行のままでは仲間にはなれません。きっと、互いがきちんと歩み寄って何かひとつ簡単な行動を起こすことで仲間になれるんです。その「ひとつ簡単な」行動が“ウィンク”なんです。いやぁ~強いですね!



プリキュアシリーズは子ども向けアニメです。
私みたいないい大人も毎週夢中になって毎年最終回で泣いていますが、それでもこの作品の対象は未就学児~小学生なんですね。なので、ぜひその世代の子どもには見てみてもらいたいものです。そしてウィンクすれば仲間になれる世界を、まずはおともだちの間だけでも作ってみてほしいです。この作品を通じて「違う」ことを「素敵」だと思える感性を持ってもらえたらいいなと思います。



男の子って見てるのかな?見てないのかな?
大人って見てるのかな?見てないのかな?
みんなが見てても見てなくても、関係ありません!
違うことを素敵と言ってくれる世界があるという安心感を知った1年間でした。ありがとう、まほぷり!






はぐぷりもよろしくね!